Sat. 土曜日の夜はじゃれ合いながら深けて
「ああ、もう、ほんと、お前って、」
ぐりぐりと、コーヒーカップを両手に持ってきたラビの腰に、抱きついた。
ラビは立ってて、俺はソファに座ってる。
ちょうど、ラビの腰が目の前。
抱きつかずになにをしろと?
「は?いきなり何?って、こら!どこさわってんさ!!」
うりうりと、手を無造作に動かして、そりゃあもう、いろいろ堪能。
ラビの抱き心地のよさを体感。
「いや、もうさ、お前ってさ、ほんと、」
「だから何!」
つーか、離してくれないとあっついコーヒー、ティキの上にこぼすぜ?
そんなことを言うけど、俺の上にこぼれないように、俺が抱きついた瞬間からカップの位置をずらしてくれてることを俺は知ってるよ。
「なんかさ、ほんと、なんか・・・」
「ああ!もう!しつっこい!だから何さ!」
「ラビって、」
かわいいな。
位置的に、必然的に、俺は、ラビを見上げる。
見上げて、にっこり、笑って。
「かわいい」なんて告げたら、途端に、赤くなるラビの顔。
ああ、そんなとこも可愛い。
明日は休みだ。
今夜もたっぷり可愛がってやろうじゃないか。
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Dグレ復活記念週間第一弾!
もちのろん、でティキラビ。