ごめんなさい
「あ、ティッキー。久しぶり」
彼は。
僕らの仲間の彼は、こともなげに、僕たちの敵であるはずのノアに、笑顔で挨拶をした。
どうして。
どうして、あなたが。
「ラビ・・・?なにを・・・」
まるで兄弟のように、家族のように、なぜ、あなたが、ノアと。
そんな、抱擁を交わすんですか・・・?
あなたは、僕たちの、仲間でしょう?
「アレン、オレ、伯爵側につくことになったんさ。」
いつもとおなじ、そんな笑顔で、なんてことを。
「だから、今回は、アレン、見逃してあげる。」
生きて帰って、みんなに伝えて?
「じゃあ、バイバイ。」
「っラビ!」
「ん?ああ、そっか。とりあえず、言っとく。
ごめんなさい
じゃあ、今度こそ、バイバイ。次に会った時は、アレン、オレたちは敵」
そう言って、ただただ放心状態の僕を置いて、あなたはノアとともに闇へその姿を消した。
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一度はやってみたかった。
で、アレンに言わせたかったセリフも多少変えて言わせることが出来ました。